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ウガ太郎が行く 店長のブログ

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万が一、災害が起きたときの備えは万全ですか?

「我が家は大丈夫!」という方、動物のためにも対策は考えているでしょうか。
動物は大切な家族です。もしも災害が起きてしまったら、彼らのためにしてあげられるのか、また事前に何を準備しておけばいいのかを見ていきましょう。

 

大きな災害が起きた時、人よりも犬の方が狭い所からの脱出や、落下物からの避難などに長けています。ですから犬はそれほど大きな外傷は負わないものです。しかし突然の大地震が起きた場合、「これは地震だ」などと頭で理解できない犬達は驚き、恐怖を感じ、普段は飼い主になついている犬でもパニックを起こして飼い主からはぐれてしまう事が考えられます。

阪神大震災の時には、迷子になったペットの保護施設がボランティアによって緊急開設されました。ペットの多くは飼い主の元に戻りましたが、飼い主が見つからなかったペットは保護施設で新しい里親を探すことになりました。

近年、災害が起きた場合、保護施設の開設が想定されます。しかし、これらの保護施設は複数設立される可能性が高く、ボランティアで運営されることが多いです。監督指導する機関が充分にネットワークの確立が難しく、情報の一元化が困難となる可能性が強いので、はぐれてしまった愛犬を探すには、事前の備えがとても役に立ちます。



飼主さんが、準備すべき迷子対策は下記のようなものがあります。
 1)首輪に飼い主の電話番号を書いておく(迷子札などを利用する方法もあります)。
 2)犬の首輪に鑑札を付ける(番号から飼い主の住所氏名電話などがすべて割り出せます)。
1)、2)は、比較的容易に、また安価にすることが可能です。但し、首輪が外れてしまう等のことが起こる可能性があるのが難点です。
 3)体内にマイクロチップを埋め込んでおく
犬やネコではマイクロチップを体内に埋め込むという手段もあります。直径5mmほどの極太の注射針を刺して皮下にチップを埋め込みます。処置自体はほんの数秒で終わります。見かけ上は何の変化もありませんが、体外からリーダーというものを近づけると、リーダーに個別の識別コードを返す仕組みになっています。

マイクロチップを埋め込むところ
マイクロチップ
データーを読み込むリーダー


平時でも迷子対策はしておきましょう。
 1)動物保護管理センター、保健所、最寄の警察に連絡しましょう。
   マイクロチップのリーダーは愛知県では各動物保護管理センターに配置されています。
 2)いなくなった場所、動物病院にポスターや看板を作成して貼ってもらいしましょう。
   日頃から動物たちの写真を用意しておくとよいでしょう。

もしも、体育館などの避難施設に避難することになった場合、動物たちはどうすればいいのでしょうか。基本的に動物は、かごやゲージの中に入れなければ、避難施設に入ることは許されません。更に大勢の人が避難している中で、できるだけ他人に迷惑をかけないようにしたいものです。また、中〜大型犬は避難施設には入れない可能性もあります。

万が一の避難生活のために、動物のための “非常持ち出し袋”を用意しておきましょう!

用意しておくもの

  1. 非常用食料等の備蓄または持ち出し品食料:少なくとも3日分の水や食料。(特に処方食などは必須)
  2. クレート・ゲージ・キャリーバッグ等かご(下写真左)・引き綱・手入れ用品など
  3. 写真:動物の写真(家族と一緒に写ったもの→迷子になったとき有効)を数枚用意。
  4. 動物の情報を細かく記した手帳:手帳には動物の情報を詳しく記して下さい。食物ついて、給与回数、給与量、運動、好み、嫌いなこと、嫌いなもの、病歴、現病歴、現在投与している薬、合わない薬、処方されている食物、主治医、かかりつけの病院名と連絡先、飼育環境(温度、湿度、明るさ、飼育場所)、注意事項(咬傷事故歴、理由など)その他必要と思われることはなんでも。それに飼い主住所、氏名、連絡先、携帯電話番号。
  5. 病歴と常備薬。ワクチン証明書や鑑札、狂犬病予防注射済票が必要。
  6. ゆとりがあれば:食器(使い捨てのものでもOK)、毛布やバスタオル、ビニール袋(食器代わりに使えます)、ゴミ袋、猫のトイレ用砂(容器はゴミ袋などが利用できます)、ペットシーツ、新聞紙など。食器(使い捨てのものでもOK)、毛布やバスタオル。

一番大切なのは動物の情報を記した手帳と現在服用中の薬です。次に療法食。

災害時の避難用品はいろいろありますが、実際の災害時には動物を連れ出すのに精一杯で、荷物を持ち出す暇などないかも知れません。通常避難指示が出た地域は危険区域として立ち入りが禁止されます。何回かに分けて避難のための荷物を運ぶというのは無理ですから、最低限のものを選択しましょう。

動物連れであっても、災害時には避難所で他の人と同様に安全に生活ができるはずです。しかし、動物を連れていない他の避難者に迷惑をかけないようにすること、動物を苦手とする人やアレルギーなどの理由で動物と一緒にいられない人がいることも考慮しなければいけません。

それは社会と共存していくために飼い主に求められる最低限のルールなのです。

そのためには現場でやらなければならないこととは別に、日頃から考え、心掛けておかなくてはいけない約束事もあるはずです。いきなり、動物たちに環境の変化を受け入れさせようとしても大きなストレスとなりえます。

たとえば次のようなしつけに関わることです。犬の場合、吠えないでいられること、ケージやクレートに入って静かに待っていられることこのようなしつけは普段の生活で少しずつ身につけておくことが大切です。

これは、いざという時、動物達に与えるストレスを最小限にとどめる為でもありますし、日常生活でも役立つことでもあります。自分の飼育動物をきちんと管理していればこそ、避難場所で自分と動物の権利を主張できるのです。

クレートトレーニングに関しては、別紙が用意してあります。詳しくは、当院スタッフにお問い合わせ下さい。

2004年11月に発生した新潟県中越地震の際、動物たちに関連した新聞記事がいくつかありました。その中から2つ紹介させていただきます。


<新潟中越地震>ペットにもPTSD症状?

新潟県中越地震で、被災地のペットに「余震におびえる」「食欲がなくなる」など、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に似たような症状が表れている。専門家は「飼い主と一緒に暮らすことが一番の薬」と話しており、ペットと同居できる仮設住宅の建設などを求めている。

 県福祉保健部によると、ペットの健康相談は、地震発生後から今月11日までに全県で109件あった。このうち被災地の小千谷周辺を管轄する魚沼動物保護管理センターでは64件に上り、犬は「余震の度にほえる」「ヘリコプターにおびえて震えが止まらない」、猫も「家に帰らない」「狭い場所から出てこない」などの相談が多かった。食欲減退のほか、下痢やおう吐の症状もある。

 小千谷市平沢の獣医師、松井潤次さん(50)は、今月1日から診療を再開したが、12日までに約300人の飼い主に聞いたところ、約8割の人が「地震後、犬がそばから離れようとしなくなった」と話した。災害時の犬の行動を研究している山口大農学部の早崎峯夫教授(58)らが、01年に山口で震度5強を記録した芸予地震の後に155匹を調べたところ、約1割にPTSDの症状が表れていたという。

 早崎教授は「今回の犬の症状もPTSDで、猫も同じだろう。症状が出たら優しく接することが一番」と話し、県獣医師会は「一時預かりなどでペットが飼い主から離れる期間が長引けば、さらに精神面に影響が出る可能性もある。仮設住宅での同居を認めるなどの対策が必要」と訴えている。

(毎日新聞) - 11月15日


新潟中越地震 ペット“大挙”で写真をHPで公開 同県

新潟県中越地震の被災地で、県が保護したペットの犬や猫の預かり期間が長期化している。

狭い仮設住宅で飼うことをあきらめて引き取りを求める人もおり、県は新たな飼い主探しのため、動物の写真をホームページ(HP)で公開することなどを検討している。

 県生活衛生課によると、県内5カ所の動物保護管理センターなどで保護されている「一時預かり」の動物は犬8匹、猫31匹(21日現在)。

飼い主が一時預かりを依頼したものの飼うことをあきらめ、県が引き取った犬も3匹いる。引き取りは今後も増える傾向にあり、飼い主が分からないペットもいる。全村避難が続く山古志村で見つかった猫30匹の飼い主はまだ見つかっていない。県は長岡市内の仮設住宅で、飼い主とペットの顔合わせを数回行い、既に犬猫32匹が飼い主と再会した。県は「しばらくは顔合わせを続けるが、一定期間が過ぎれば新しい飼い主を探す必要が出てくる」と言う。

 一方、県が保護したペットの中には、慣れない環境で病気になったり、衰弱する動物も出てきているという。

県担当者は「将来的にはHPなどに動物の顔写真を公開して、積極的に新しい飼い主を探していきたい。被災動物にもなんとかもう一度、幸せになってもらいたい」と話している。

(毎日新聞) - 1月24日

 

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